「もったいない」から「ありがとう」へ:廃棄される命を救う、ジビエの力
近年、メディアで報じられる熊の被害は深刻さを増しています。人里へ降りてくる熊を駆除することは、住民の安全を守るために不可欠な措置です。しかし、駆除された熊の命がその後どうなっているか、ご存知でしょうか?
実は、駆除された熊のうち、9割もの命が有効活用されずに廃棄されているという現実があります。
私たちはこの現状を変え、駆除された命に新たな価値を与え、持続可能な社会に貢献するための取り組みを始めました。今回は、その挑戦と、そこから生まれた「月の輪熊ジャーキー」の魅力についてご紹介します。
【目標12】つくる責任 つかう責任:廃棄される命を減らす
SDGs(持続可能な開発目標)の目標12には、「つくる責任 つかう責任」が掲げられています。これは、生産者も消費者も、限りある資源を大切に使い、無駄をなくすことを目指すものです。
駆除された熊の9割が廃棄されるという現実は、まさにこの目標に逆行しています。
そこで私たちは、地元の猟師さんたちと連携し、駆除されたツキノワグマの命を無駄にしない取り組みを始めました。これまでは、駆除しても日当が3,000円以下と、猟師さんたちの活動継続も困難な状況でした。しかし、私たちが肉を買い取ることで、猟師さんたちの活動を金銭的に支援し、持続可能な駆除活動を支えることができるのです。
廃棄されるはずだった命を、高品質なペットフードという形で生まれ変わらせる。この取り組みは、SDGsの精神を体現する、小さな一歩だと信じています。
【目標15】陸の豊かさも守ろう:生態系と人の共存
熊の駆除は、人々の生活を守るだけでなく、熊の数を適切に管理し、生態系のバランスを保つ上でも重要です。しかし、ただ駆除するだけでは、人と野生動物の共存という根本的な問題は解決しません。
私たちは、駆除された熊の肉をペットフードとして活用することで、駆除活動に経済的なインセンティブを与え、その継続性を確保します。これは、人と野生動物が共存できる健全な環境を守るための、新しいアプローチです。
高品質なだけじゃない!ツキノワグマジャーキーの魅力
このジャーキーは、社会貢献という価値だけでなく、ペットの健康にも役立つ多くの魅力を持っています。
1. アレルギーに悩むペットに、新しい選択肢を
一般的なペットフードに使われる鶏肉や牛肉とは異なる「異種タンパク質」であるツキノワグマは、食物アレルギーに悩むペットにとって、新しい選択肢となります。
2. 老犬の元気をサポート
ツキノワグマ肉は、高タンパクでありながら低脂肪。消化吸収にも優れているため、食欲が落ちた老犬・老猫にもおすすめです。実際に、「ジャーキーを与え始めたら、老犬が今まで以上に元気に散歩に行くようになった」という嬉しい声もいただいています。
3. 究極の安全性
このジャーキーは、人間用の食肉処理施設で製造されています。厳しい衛生基準をクリアした環境で加工されているため、品質と安全性は折り紙付きです。
まとめ:小さな選択が、未来を変える
廃棄される命を救い、猟師さんの活動を支援し、生態系を守る。私たちのツキノワグマジャーキーは、小さな一つのおやつに、大きな社会貢献のストーリーを込めています。
愛するペットに最高のジャーキーを与えることが、SDGsへの貢献につながる。そんな未来を、私たちは皆様と一緒に築いていきたいと考えています。
